脳を、
ハックされる。
正直に白状すれば、この記事をまともな意識で書けている自信がありません。このアパートの防音も怪しい一室で、深夜2時の冷え切った空気の中、再生ボタンを押してしまったあの日から。窓の外を走る深夜バスの音が、いつの間にか重低音のビートに溶けて、私の生活のBGMは完全に塗り替えられてしまった。翌日の会議で上司が何を言っていても、私の脳内ではイケブクロのラップが鳴り響いている。別に、誰かを道連れにしたいわけじゃない。ただ、もう自分一人でこの過剰な熱量を抱えきれなくなって。机の上に放置されたコンビニのレシートが、妙に白すぎて眩しい。

身体が忘れない、あの「振動」。
初めて画面越しにあの衝撃を浴びたとき、私は物語を追うことさえ諦めた。あまりに過剰な演出とラップの波を前にして、息継ぎのタイミングを見失い、一幕が終わった瞬間に激しい眩暈で床に倒れ込んだ。積みっぱなしの洗濯物の山が視界を遮って、でも、それがどうでもよくなるほどの圧倒的な敗北感。あの瞬間、なぜか急に右の膝の皿が笑い始めて、もう、笑うしかないような虚脱感に襲われた。スマホの充電が2%になった通知の音さえ、ディビジョンのSEに聞こえて。
停止できないもの、としてそこにある。深夜のキッチンで、ぬるくなったコーヒーを飲みながら、もう一度あの衝動に指をかける。それは救いなどではなく、ただの破壊の衝動なのかもしれない。別に、正気に戻りたいわけじゃないんだと思う。
演出も、キャストも、完璧すぎて。再生ボタンを押せば、一瞬で現実の解像度が下がる。それがどれほど健康に悪いことか。カチっ、とエアコンが止まる音が部屋に響いて、一瞬だけ、自分がどこにいるのか分からなくなった。
……もう一回、回せばいいのか。
耳が、現実を拒絶し始める。
track.1
【覚醒】すべてを塗り替える。イケブクロとヨコハマ。画面が揺れる重低音、眼球を直接叩く照明。観終わった後、なぜか右手の親指の付け根がジンジンと痛んで、しばらくキーボードが打てなかった。現実の静寂、あまりに薄っぺらくて。
track.4
【中毒】4ディビジョン、贅沢な。地獄。深夜に。ヘッドホンの音量が、限界。汗を流して。観終わって、冷蔵庫の、。賞味期限切れ間近の納豆の匂いが、鼻に。どうでもよくなって、笑えた。
Rep LIVE
【侵食】これはもう「舞台」ではなく。彼らの声、リズム、身体の中に澱のように。翌朝、満員電車の中で無意識に脚が……。死ぬほど恥ずかしくなった。でも、その恥ずかしさ。窓の外、曇り空がディビジョンカラーに見えてきたら、もう。
この画面を、
中毒の入り口にする。
「音」に、すべてを預ける
イヤホンではなく、もし可能なら物理的なスピーカーに繋いでください。SNSで推しの顔ばかり追っていたあの日々、私はただ時間を溶かしていただけで……あれは、無駄だったと思いたいのか、それともまだ、あのビートの中に本当の自分がいると信じているのか。溜まった未読メールの通知が、今はただのノイズにしか聞こえない。
あえて、考察すら「ノイズ」にする
歌詞の意味や設定の裏側を深掘りするのもいい。でも、あえて何も考えずに「浴びる」こと。意味を求めて齧り付いていたあの日々、私はただ……いや、もういい。今はただ、この耳に流れ込んでくる不規則なリズムだけを。
告知:知りすぎてしまう勇気
配信を浴びるということは、あのリズムを血肉にしてしまうことだ。一度あの振動を知ってしまったら、もう、静寂には戻れない。永遠に続くディビジョンごとの抗争を、ずっと。
ああ、喉が。
エアコン、また変な音してる。ホコリ。
なぜこんな、誰に頼まれたわけでもないことを必死に書き連ねているのか。たぶん、一刻も早くこの熱を外に吐き出さないと、自分が内側から焼き切れてしまいそうだったから。
(……あ、さっきの洗濯物、干さなきゃ)
あの「劇薬」に、脳を任せる
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※ 配信状況は時期により変動します。最新情報は公式サイトにてご確認ください。