MANKAI RECORD
2026.02.07

監督という、
重荷と救い。

正直に言えば、この物語を再び開くには、少しだけ勇気がいります。MANKAI STAGE『A3!』(エーステ)は、私にとって単なるエンターテインメントではないからです。それは、仕事で自分をすり減らした夜、スマホの充電が切れるのも忘れて画面にしがみつき、彼らの成長に無理やり自分の明日を託していた「あの日の自分」と向き合うこと。寝不足で重い瞼をこすりながら、それでも「咲かせてみせる」と誓った……そんな不格好な日々の断片。別に、誰かに共感してほしいわけじゃない。ただ、こうして書いてでもおかないと、明日の朝には何かを決定的に忘れてしまう気がして、怖い。

MANKAI STAGE『A3!』

身体が覚えている、あの拍手。

初めてエーステのライブ配信を観た日のことは、今でも身体が覚えています。あまりにまばゆい彼らの輝きを前にして、私は画面の前で「拍手」をすべきか迷い、結局、中途半端に合わせた手がスカッと空を切りました。あの、自分だけが彼らの輪に入りきれていないような、惨めな沈黙。あの瞬間、なぜか急に奥歯が浮くような変な違和感があって、うまく唾を飲み込めなかった。

でも、DMM TVのアーカイブなら、誰の目も気にせず、何度でもその「輪」に飛び込むことができる。深夜のキッチンで、一人でペンライトを振ったっていい。彼らの歌声が、冷え切った部屋の隅々まで届くとき、私はようやく。

役者たちの成長は、驚くほど速い。一年前の公演と今の公演を並べて観られる贅沢は、もはや救い以上の何かです。彼らが居場所を見つけたように、私もまた、この画面の中に居場所を探しているのかもしれません……分かんないけど。

……もう一回、観ればいいかな。

季節が「回る」音が聞こえる。

~SPRING & SUMMER 2018~

【芽吹】ここからすべてが始まりました。不器用な彼らが、泥臭く「居場所」を求めてもがく姿。画面越しに観る彼らの震える背中は、仕事で大失敗して自分の居場所を見失っていた私自身の姿と重なって、涙が止まりませんでした。観終わった後、午前3時のコンビニで適当に買ったパンが、妙に甘かったのを覚えています。

~SUMMER 2019~

【熱狂】夏。駆け抜ける彼らの汗まで見えるDMM TVの解像度が、私の意地に火をつけた。全力のパレード。あの高揚感。部屋のエアコンが全然効かなくて、額に張り付いた髪が鬱陶しかった。

~WINTER 2020~

【再会】降り積もる雪のような、静かで、でも確かな温もり。一度壊れかけたものが、また結ばれていく過程を、私はキッチンのフローリングに座り込んで観ていました。冷えたビールが喉を通るたび、あの日手放してしまった大切な何かを、また拾い集める勇気をもらった気がして。窓の外、深夜の国道を走る車の音だけがずっと聞こえていた。

DMM TVを、
「劇場」ではない居場所にする。

成長を、線でつなぐアーカイブ

過去作から順に観ていくのは、ある種の苦行かもしれません。でも、初期の不器用な芝居を知っているからこそ、今の彼らの爆発的な演技が刺さる。SNSで流れてくる「今の推し」だけを追いかけていたあの日々、私はただ時間を溶かしていただけで……あれは、無駄だったと思いたいのか、まだ未練があるのか。

あえて、完璧を求めない視聴

[Fire TV Stick](/articles/dmm-tv-fire-tv-stick-watching-guide)でテレビに繋ぐのが正解、と知っていても、あえてスマホで寝転がって観る夜があってもいいと思うんです。彼らもまた、完璧ではない「居場所」を求めていたのだから。不完全な環境で、不完全な自分と、不完全な彼らが混ざり合う。その瞬間のためだけに、私は月額550円を払い続けています。

告知:知りすぎてしまう勇気

配信を浴びるということは、あの物語を決定的に自分のものにしてしまうことだ。一度彼らの本音を知ってしまったら、もう、ただの傍観者ではいられない。監督としての重荷を、ずっと。

ああ、足が冷えて。

……明日のゴミ、出しに行かなきゃ。寒い。

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※ 配信状況は時期により変動します。最新情報は公式サイトにてご確認ください。